赤ちゃんの夜泣きは、育児中の大きな悩みのひとつです。寝かしつけに時間がかかると、親の睡眠も不足し、心身の負担が増えてしまいます。そんなときに役立つのが、ネントレ（睡眠トレーニング）です。
ネントレは赤ちゃんが自分で眠れる力を育てる方法で、夜泣きの軽減に効果的とされています。
ネントレ(睡眠トレーニング)の効果を発揮するためにはいくつかのポイントがありますが、その中でも重要なポイントとなるのが、生活リズムの安定です。毎日同じ時間に起床し、昼寝や夜寝の時間を一定に保つことで、赤ちゃんの体内時計が整い、自然と夜にまとまって眠るようになります。
もうひとつは、寝かしつけの習慣を見直すことです。抱っこや授乳で寝かしつけることが習慣になっている場合、少しずつ自分で寝る練習を取り入れると、夜中の目覚めや夜泣きを減らすことが可能となります。
寝る前の環境づくりも重要です。暗めの照明、静かな音、適温・適湿の室内環境を整えることで、赤ちゃんは安心して眠ることができるようになります。
ネントレでは、寝かしつけの際に軽く声をかけるだけにして、徐々に寝かしつけの介入を減らす方法も有効です。短期間で結果が出るわけではありませんが、継続することで夜泣きの回数が減り、寝かしつけが楽になります。
ネントレは赤ちゃんの発達段階に合わせて柔軟に行うことが大切です。無理に泣かせるのではなく、安心感を与えながら少しずつ自立睡眠を促すことで、親子双方の睡眠の質を向上させることができます。